読書をすると「眠くなる」理由と対策
私自身、読書をしたいと思って本を開いて文字(活字)を目で追うと、数分後には眠くなってしまい、断念することが多くありました。
そのような経験を踏まえて、読書をすると眠くなる「理由」と「対策」を徹底的にご紹介します。
読書をすると「眠くなる」6つの理由は?
読書をすると(本を読むと)「眠くなる」理由は以下のとおりです。
① ストレス軽減・リラックス効果がある
読書には、ストレス軽減・リラックス効果があることが、各種研究・実験で科学的に証明されています。
具体的には、英サセックス大学の2009年に「読書によるストレス解消に効果」が発表されており、当発表では、読書によりストレスが68%も軽減していることが確認できています。
音楽を聴く、コーヒーを飲むなど、様々なストレス解消法と比べても、読書は非常に効果が高いストレス解消・リラックス法であることが証明されています。
② 単純・単調な作業だから
読書は、目を上下左右に少し動かすだけで、体はほとんど動かさない単純・単調な作業のため、刺激が少なく眠気を誘います。
③ 脳が疲れるから
読書は、体は動かしませんが、本の内容を理解するために、脳をフル活用します。
脳を一定以上働かせると、疲れが溜まり、眠くなる傾向があります。
④ 目が疲れるから
読書をするにあたって、常に目で活字を追い続けるため、目も疲れが溜まります。
目の疲れは、「目を休ませた方がいいですよ」というサインであり、眠気を感じる原因になります。
⑤ 内容に興味を持てないから
経験のある方が多いと思いますが、「興味が持てない」内容の場合には、集中力が続かず、退屈に感じてしまい、眠くなることがあります。
⑥ 本の内容が難しいから
興味・関心はある分野ではあるけど、本の内容が難しくて理解が追い付かない場合などは、思考が停止してしまい、眠くなる可能性があります。
読書をすると『眠くなる』…そんなときの対策は?
読書をすると「眠くなる」そんなときの対処法は以下のとおりです。
① 椅子に座って姿勢を正して読む
ソファーにもたれかかったり、ベッドでくつろいで本を読むとどうしても眠くなってしまいます。
眠気に負けず、しっかりと本を読みたい場合には、椅子に座って姿勢を正して(背筋を伸ばして)読書するのは1つの方法です。
その際には、正しく座ることをサポートしてくれる「低反発クッション」などを活用するといいかもしれません。
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② 立ったり座ったりして読む
長時間、同じ姿勢で座っていると、筋肉が緊張して血行不良になり眠気に襲われます。
そこで、立ったり座ったりすることで、血行を良くして眠気を吹き飛ばすのも1つの方法です。
私は「スタンディングデスク」を活用しており、眠くなったときは必ず立って読書や作業をするようにしています。
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③ ウォーキングやスクワット、ストレッチをしながら読む
身体を動かすと血の巡りが良くなり、眠気がなくなります。
ウォーキング(家の中)やスクワット、ストレッチをしながら、本を読むと眠くならず、身体にとっても良い影響があり、おすすめです。
※読書に支障が出ないよう、ゆっくり歩く、マイペースでスクワット・ストレッチをする、定期的に休憩をするなどが大切です。
④ メモを取る・マーカーを引くなどしながら読む
目で文字を追うだけの読書は、刺激が少なく、単調で受け身になってしまいます。
そこで、読書をしながら、重要なポイントをメモする、マーカーを引くなどのアクションを加える(手を動かす)ことによって、集中力を高め、眠気を解消する方法もあります。
※メモはノートに書く、スマホ・パソコンに打ち込む、どの方法でも大丈夫です。
この方法は、読書の質を高めるとともに、見返したい重要なポイントを残しておくことができるため、ぜひ実践していただきたい方法です。
以下のような「電子メモパッド」を活用するのも1つです。(Amazon’s Choice商品です)
また、「Kindle Paperwhite」などの電子書籍の専用端末で読書をする場合には、ハイライト(マーカー)機能とメモ機能が搭載されているので、フル活用しましょう。
⑤ 音読する
声に出して本を読むことで、見る・話す・聞くの3つが機能して集中力を高め、眠気を解消してくれます。
また、この方法は読書の質を大幅に高めることができるため、自分の部屋など周りに人がいない環境で読書ができる場合には、とてもおすすめです。
⑥ 読みながら声に出してアウトプットする
「声に出す」という点は音読と同じですが、一歩踏み込んで、重要なポイントなどを「なるほど、〇〇は〇〇なのか」と独り言で話してみてください。
もしくは、誰かに説明するつもりで話かけてみてください。
初めは、恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、「眠くならない」のに加えて、非常に「記憶に残りやすく」なります。
だまされたと思って試してみてください。
⑦ 聴く読書をする
オーディオブックを活用した聴く読書をすることで、眠くならずに本を読む(聴く)方法もあります。
聴く読書の一番のメリットは、「本を持たず」「目も使わず」に、ウォーキングや筋トレ、家事など、身体を動かしながら取り組める点です。
※現物の本を持ちながらでも、身体を動かすことはできますが、オーディオブックの方が便利です。
身体を動かせるため、眠気に襲われずに本を聴くことができます。
ちなみに、筆者は「Audible」を5年以上愛用しています。
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⑧ 自身にあったレベルの本を選ぶ
難しい本は理解ができず、思考が停止してしまい、眠くなる傾向があります。
そのため、自身のレベルにあった、理解しやすいレベルの本を選ぶことが重要です。
特に、疲れているときなどは、理解しやすくて、楽しく読み進められる本を選ぶと良いです。
反対に、十分な睡眠が取れていた朝などは、難しい本を読むのに最適です。
⑨ 時間を決めて読む
時間を決めずに長時間、本を読んでいるとどうしても、単調なため眠くなってしまいます。
そこで、時間を決めて集中して本を読むことで、眠気を軽減する方法もあります。
例えば、25分の集中と5分の休憩を繰り返す仕事・学習法である「ポモドーロ・テクニック」を活用するのも1つの方法です。
また、時間管理は「タイマー」を使うと便利です。
※以下の商品は「評価4.5」「1,000件以上のレビュー」が付いている人気商品です。
⑩ カフェインを摂取する
カフェインを含む、コーヒーや紅茶を飲んでから、もしくは飲みながら読書をすると眠気を抑えることができます。
それでも眠くなるときには、「メガシャキ」や「眠眠打破」のような強力な眠気覚ましを使うのも1つの方法です。
私は、眠いけど、どうしても読書したいときは「メガシャキ」を飲んでいます。
ジンジャーエールのように美味しくておすすめです。
⑪ ガムを噛む
ガムを噛んであごを動かすことで、血液を通して脳に酸素が送られ、眠気を解消する効果があります。
⑫ 目薬をさす
目薬をさすことで、目の疲れを緩和させて眠気を解消する方法もあります。
爽快感のある、刺激の強い目薬であれば、より効果があります。
⑬ 顔を洗う
眠くなる原因の一つとして、体温が高くなっていることが挙げられます。
眠くなったら冷たい水で顔を洗うことで、眠気を解消することができます。
⑭ 部屋の空気を入れ替える
同じ部屋で長い時間読書をしていると、二酸化炭素の濃度が高まり、眠気に襲われます。
よく仕事の会議中に眠くなるのは、同じ原理です。
定期的に部屋の空気を入れ替えることで、二酸化炭素の濃度を下げることができ、眠気の解消につながります。
⑮ 場所を変えて読む
家の中では、どうしてもリラックスしてしまいがちです。
そこで、ベランダや公園、カフェなどで読書をすると、家の中で読書をするよりも眠くならない傾向があります。
⑯ 十分な睡眠を取ってから読書する
根本的な話になりますが、仕事が忙しい等の理由で、十分な睡眠(1日7~8時間程度)が取れていないがために眠くなっているケースは多いと思います。
なかなか難しいところではありますが、十分な睡眠を取ることができれば、読書中に眠くなりにくくなります。
また、仕事のパフォーマンス向上等も見込めるため、睡眠時間の確保には積極的に取り組みましょう。
なお、睡眠の質を高める意味合いで「アイマスク」や「耳栓」を使うのも1つの方法です。
以下の「アイマスク」と「耳栓」は筆者が愛用しているおすすめ商品です。(2つともAmazon’s Choice)
⑰ 朝の眠くない時間帯に読書する
睡眠をしっかり取り、朝起きたタイミングで読書をする場合は、眠くなることはほとんどありません。
また、朝は一日の中で最も脳が冴える時間のため、少し難しい本などにチャレンジするのに最適です。
【読書】本を読むと『眠くなる』理由と対策をご紹介:まとめ
① ストレス軽減・リラックス効果がある
② 単純・単調な作業だから
③ 脳が疲れるから
④ 目が疲れるから
⑤ 内容に興味を持てないから
⑥ 本の内容が難しいから
① 椅子に座って姿勢を正して読む
② 立ったり座ったりして読む
③ ウォーキングやスクワット、ストレッチをしながら読む
④ メモを取る・マーカーを引くなどしながら読む
⑤ 音読する
⑥ 読みながら声に出してアウトプットする
⑦ 聴く読書をする
⑧ 自身にあったレベルの本を選ぶ
⑨ 時間を決めて読む
⑩ カフェインを摂取する
⑪ ガムを噛む
⑫ 目薬をさす
⑬ 顔を洗う
⑭ 部屋の空気を入れ替える
⑮ 場所を変えて読む
⑯ 十分な睡眠を取ってから読書する
⑰ 朝の眠くない時間帯に読書する